巻き爪の原因と治療法

巻き爪を治療する

 

巻き爪の治療のメインは手術となります。手術と聞くとだれもが少し怖い気がするものですが、以前と比べると巻き爪の手術は、患者にとって肉体的な負担が随分と減ってきているようです。

 

最近での主流はフェノール法と呼ばれる手術方法となっています。この手術方法では、特殊な器具を使用しないのが特徴で、実際に手術で必要なものは、フェノールと呼ばれる消毒液と、綿棒、爪を切るハサミだけというから驚きです。

 

具体的には、幅が約数ミリある巻き爪のふちを、爪母という根っこの部分から切ってしまいます。そしてフェノールに浸した綿棒で爪母を処理するのですが、実に単純ともいえます。しかし、このフェノール消毒液の持っている組織障害性という作用を利用した理論的なもので、これで歪んだ爪が生えてくる原因となる爪母を無くすことができ、従って元から歪みを無くすことになるのです。

 

フェノール法なら手術時間も約10分程度という非常に短い時間で済ませることができ、従来の主流だった鬼塚法のように強い痛みが無いのも大きなメリットとなっています。

 

ただしデメリットもあり、それは次に生えてくる爪の幅が狭くなってしまったり、爪の生えてくる方向が変わってしまうこともある点です。こうしたリスクもありますから、事前に専門医ときちんと話し合って、自身が納得した上で行う必要があります。

 

治療を受ける病院は特定されておらず、皮膚科、形成外科、美容外科、一般外科でも可能で、診察と治療をしてもらえます。