巻き爪の原因と治療法

巻き爪の予防をする

 

巻き爪はなってから治療するよりも、当然ながら防止した方がいいに決まっています。何事もそうですが、日頃から予防を心がけることがやはり一番のポイントです。

 

巻き爪の予防で効果的なのは、爪の切り方以外では、やはり普段履いている靴の見直しということになります。なぜ靴かというのは前項でも述べましたが、実際に巻き爪で悩まされている人の殆どは、足の親指に症状が出ていることからも明らかなことなのです。

 

従って、足の形に合ったものを履いているかどうかを確認することが必要で、単にサイズが合っているからというだけで油断してはいけません。厳密には足の形は人によって細部が違っており、縦のサイズは合っていても横幅が合っていなかったりすることもかなり多くなっています。特に、ヒールが高かったり、つま先が極端に細くて窮屈なタイプを履いていると、物理的に親指には相当な負担がかかることになってしまいます。

 

女性のパンプスやヒールはどうしてもファッション性を重視して、履き心地がおざなりにされてしまう場合が多いようですが、最低限、購入する際にはしっかり試し履きをするようにしてください。つま先が窮屈なものは良くないと述べましたが、逆にあまりぶかぶかなものでも不都合が生じます。それは歩くたびにつま先が靴に当たるからで、その都度爪に物理的な刺激が生じてしまうのです。巻き爪になってからでは遅いので、履き心地は必ず重点にするようにしてください。