巻き爪の原因と治療法

巻き爪の基礎知識

 

巻き爪で悩んでいる人はかなり多いようです。これは彎曲爪とも言って、足の爪が横方向に曲がっている状態のことを示しています。この症状は親指の爪に起こるケースが多く、巻き込む形や深さの程度によっては、皮膚に爪が食い込んでしまい、そこから炎症を起こすこともあります。

 

こうした状態になると陥入爪と呼ぶのですが、出血や化膿を併発することがあるので油断できません。彎曲爪は普通痛みを伴わないのですが、陥入爪は痛みを伴うことが多くてなかなか辛いものです。

 

陥入爪では、爪の角がトゲのように指の肉の部分に刺さるので、炎症を起こしてしまいがちです。横方向に爪が巻いたようになる単なる巻き爪と混同することもありますが、一般的に巻き爪と陥入爪は併発していることが多いので、併せて注意しなければなりません。

 

いずれにしても手術による治療やワイヤーなどを使った矯正をするのが一般的な治療法となりますが、巻き爪(彎曲爪)と陥入爪では手術術式が異なります。

 

一般の外科でも陥入爪の手術などで治療してくれますが、これはかなりの痛みを伴うこともあるので、痛みが嫌な場合には外科的処置ではなく、矯正の方が無難のようです。ただし矯正治療だと時間がかかる点と、再発の可能性も高い点が難点となります。少なくても出血や化膿をしている場合は、最低限の外科的な処置は必要となります。